会合や講演会で話される内容を要約して文字化する要約筆記の入門講座が9日、苫小牧市民活動センターで開かれた。全4回の最終日となった同日は、元王子総合病院看護部長の松谷マサ子さんが「耳のしくみ」と題して講話を行い、耳の模型を使って音が聞こえる仕組みを解説した。
要約筆記は聴覚障害者に音声言語を文字にして伝える手法。主に、手話を言語としない中途難失聴者の社会生活を支える。苫小牧要約筆記通訳サークル「つたえーる」(山田裕子代表)は毎週1回の勉強会を重ねながら、会議や講演会などにメンバーを派遣し、要約筆記を行っている。講座は同サークルが実施した。
受講者3人のうち桜木町在住の女性(76)は「講座で要約筆記を初めて知った。正しく情報を伝えることの難しさも感じながら、楽しく学ぶことができた」と話した。山田代表は「要約筆記の担い手確保に加え、聞こえに困難を抱えている人にもっと気軽に依頼を寄せてもらえるよう周知もしていきたい」と語った。
















