利用者数3年連続増 赤字幅圧縮も2億円超え 道南バス市内路線23年度

利用者数3年連続増 赤字幅圧縮も2億円超え 道南バス市内路線23年度

 道南バス(本社室蘭市)が運行する苫小牧市内の路線バスについて、市は2022年10月~23年9月の利用実績をまとめた。補助金の支給期間に合わせた「補助年度」(前年10月~9月)の集計で、23年度の利用者数は221万373人で、前年実績を3年連続で上回った。新型コロナウイルス感染拡大の影響から回復が続くが、赤字額は2億3567万円と4年連続で2億円を超えた。

 23年度の利用客数は、前年度比2・8%(6万333人)増。コロナ対策の人流抑制などに伴い、18年度の286万4151人に対し、20年度は202万8685人まで落ち込んだが、21年度以降はコロナ感染状況の落ち着きや対策の緩和に合わせ、利用者数も緩やかな回復傾向が続いている。

 一方、収支は依然として2億円以上の赤字。収入は4億4203万円で、前年度比2・3%(約1000万円)増の増収となったが、経費は6億7771万円に達した。ただ、経費は0・7%(約490万円)減で、赤字は前年度の2億5061万円に対し、赤字幅を1494万円圧縮した。

 市内19路線(グリーンヒル団地線、はまなす団地線は22年3月に廃止)は23年度、すべて赤字。赤字額が多い順に、勇払線(赤字額3202万円)、澄川錦岡線(2583万円)、錦岡線(2382万円)など。市から同社への補助金は23年度、1億1499万8000円で6%減。コロナ禍で増加傾向だったが、4年ぶりに減少へと転じた。

 市まちづくり推進課は「コロナ禍が落ち着き、間違いなくお客さんの利用は増えているが、劇的な燃料、資材価格高騰の影響を受けている」と分析。同社との緊密な連携を通じて、「(24年度に実証運行する)ナイトバスへの挑戦など、利用促進で一緒に汗を流していきたい」と話している。

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