帝国データバンク札幌支店は、2023年の道内水産加工業売上高ランキングを発表した。トップは前年2位だったマルサ笹谷商店(釧路市、売上高283億円)が2年ぶりに奪還。円安で穀物飼料価格の高騰が続く中、代替飼料として同社が手掛けるフィッシュミールの需要が増加したことが増収につながった。
2位は清水(函館市、260億7000万円)で、前年3位からランクアップした。主力原材料のイカの不足を国内外で需要が底堅いホタテ加工にシフトしたことが、奏功した。
3位は三印三浦水産(函館市、238億2600万円)。飲食店やホテル向けなどの需要は拡大したものの、前年トップからランキングを下げた。
また、丸ウロコ三和水産(紋別市、77億1100万円)が毛ガニ、ホタテの取り扱いが順調で、前年28位から18位へ躍進した。
上位100社の売上高合計は5445億6500万円。前年(5085億8900万円)から7.1%増加し、3年連続で前年を上回り、2年連続で5000億円台を突破した。
上位100社の地区別の社数は、道東(釧路・十勝・オホーツク管内)が45社で最多。これに道南(渡島・檜山管内、25社)、道央(石狩・後志・胆振・日高管内、18社)、道北(宗谷・留萌・上川管内、12社)が続いた。
地区別の売上高合計は、道東が前年比3.4%増の2505億9400万円でトップ。以下、道南(9.9%増の1624億9700万円)、道央(16.6%増の853億4200万円)、道北(2.0%増の461億3200万円)の順となった。
同支店では、23年は新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことにより、「経済活動、人流の回復基調が続く中で、飲食業界などにおける需要回復もあって、道内の水産加工業者に対する引き合いも増加した」と分析している。
ランキングは、同社の企業概要ファイルに収録されている道内に本社を置く企業の中から、主業または従業が水産食料品製造の企業を抽出。23年1月期~12月期決算の売上高上位100社を集計、分析した。
















