北海道経済産業局は、7月の道内経済概況を発表した。総括判断は「緩やかに持ち直している」とし、前月から据え置いた。主要項目別では、生産活動が依然として「一進一退の動きとなっている」としたほか、観光は引き続き「改善している」と判断した。
5月の経済指標を中心とし、6月以降の企業・団体へのヒアリングを加味して判断した。先行きについては「国際経済の動向等を十分注視する必要がある」としている。
主要項目別では、生産活動は前月同様に「一進一退の動きとなっている」と判断した。5月の鉱工業生産は前月比5.4%増と2カ月ぶりに上昇。前年同月比では4.5%増と3カ月連続で前年を上回った。輸送機械工業、化学・石油石炭製品工業、電気機械工業など10業種が上昇したが、金属製品工業など3業種が低下している。
個人消費も「緩やかに改善している」と判断し、前月から据え置いた。5月の個人消費はホームセンターと新車販売が前年を下回ったが、百貨店など他の5業態は前年を上回った。企業からは「ブラウスなどの夏物衣料のほか、日焼け止めや日傘などのUV対策商品がよく売れた」(百貨店)、「客単価の上昇により売り上げは前年を上回った。価格が高騰し売り上げが前年を下回る商品があったものの、総菜や値ごろ感のある商品の売り上げは好調だった」(スーパー)との声が寄せられている。
観光は、引き続き「改善している」と判断した。5月の来道客数は前年同月比2.5%減と2月連続で前年を下回った。一方、道内外国人入国者数は同61.7%増と23カ月連続で前年を上回っている。ヒアリングでは「GW(ゴールデンウイーク)期間中は観光客の入り込みが前年同月以上となったが、GW以降は観光客数は前年ほど伸びなかった」(観光協会)との声が上がっている。
この他、公共工事、住宅建設、民間設備投資、雇用動向の4項目の判断も前月から据え置いた。
















