世界文化遺産3周年 北の縄文遺跡群 記念行事で魅力アピール 道が拠点整備も

世界文化遺産3周年 北の縄文遺跡群 記念行事で魅力アピール 道が拠点整備も
竪穴住居の組み立てを体験した3周年イベント=27日、札幌市中央区

 「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産登録されて丸3年を迎えた27日、道では札幌市内で記念イベントを開催。貴重な文化遺産となる道内7遺跡の価値や魅力をアピールした。

 道内の7遺跡は、キウス周堤墓群(千歳市)、垣ノ島遺跡、大船遺跡(共に函館市)、北黄金貝塚(伊達市)、入江貝塚、高砂貝塚(洞爺湖町)、鷲ノ木遺跡(渡島管内森町)。その価値が認められ、2021年7月27日にユネスコ世界文化遺産に登録された。

 3周年となったこの日、道は道教育庁と主催し、札幌市中央区の北洋大通センター1階ロビーでイベントを開催した。木製の竪穴住居を参加者が組み立てて、実際に中に入ることができる企画を用意。子どもたちが楽しみながら挑戦していた。また、縄文グッズが当たるクイズ大会も行われ、道内の縄文遺跡群をPRした。

 世界文化遺産の道内遺跡群における2023年度の合計来場者数は約8万6000人。遺産登録前の19年度と比べると3倍以上増えているという。

 道はさらに世界文化遺産を道内外の観光客らにアピールするため、各遺跡の魅力を発信する拠点を道南と道央に設ける。道南では函館市内に設置する予定だ。道央では道庁に設置し、道縄文世界遺産推進室が拠点機能を兼ねる。現在は大規模改修中で来年7月25日にリニューアルオープンする道庁赤れんが庁舎や、道博物館、JR駅などでパネルや出土品の展示などを検討している。

 鈴木直道知事は「道では北の縄文の魅力をより多くの皆さんに知っていただくため、多言語による音声ガイドや、魅力を分かりやすく伝えるアニメーションの制作に取り組んでいる」と説明。さらに「多くの皆さんに訪れていただく周遊の促進や、地域における保存や活用などの支援を行う拠点の形成に向けて取り組みを進めていく」としている。

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