文部科学省と道教委は29日、小学6年生と中学3年生を対象に行った2024年度全国学力テストの結果を公表した。北海道の公立小中学生の平均正答率は、全ての教科で全国平均を下回った。
今年度のテストは4月18日に全国一斉に行われ、道内では小学校932校、中学校566校の計1498校で実施(対象学校数に対する実施率99.3%)。児童3万4531人、生徒3万3614人の計6万8145人が受けた。
小6は国語と算数の2教科で実施。北海道の平均正答率は国語が67%、算数が61%となり、全国平均(国語68%、算数63%)をいずれも下回った。文科省では17年度から小数点以下を四捨五入した整数値での公表に切り替えているが、道教委では公表値から私立校などを除いて小数点第1位までを算出した数値も独自に公表。それによると北海道の国語は66.8%で、全国(67.7%)と比べ0.9ポイント低い。算数は60.6%で、全国(63.4%)を2.8ポイント下回った。
中3は国語と数学の2教科で実施。北海道の平均正答率は国語が58%で、数学が51%。全国平均(国語58%、数学53%)と比べ、国語は整数値で同じだった。ただ、道教委公表の小数点第1位までの数値では、国語が57.6%で全国(58.1%)を0.5ポイント下回った。数学は51.0%で全国(52.5%)との差は1.5ポイントだった。
道教委では、全教科で平均正答率が全国平均に達していないものの、中3の国語は全国とほぼ同水準であることや、小6の国語と中3の数学で全国との差が縮まるといった「改善傾向が見られる」と説明。一方で小6の算数で全国との差が広がっており「学校全体での検証改善サイクルのさらなる充実に向けた取り組みが必要」と指摘している。
今後、道教委では14振興局管内や公表に理解を得られた市町村ごとの詳細な調査結果を報告書としてまとめ、11月に公表する。
中島俊明教育長は「道教委では新しい時代に生きる子どもたちに必要となる資質・能力を確実に育むため、『個別最適な学び』と『協働的な学び』の一体的な充実や、望ましい学習・生活習慣の確立など学校、家庭、地域、行政が一体となった取り組みを進めていく」とのコメントを発表した。
















