苫小牧市主催の「ボッチャ教室」が27日、双葉町の市福祉ふれあいセンターで開かれた。市内外の障害者と援助者ら42人が参加し、パラリンピックの正式種目でもある障害者スポーツを楽しんだ。
教室では、北海道ボッチャ協会の満田つもる会長と樋口幸治理事長らが講師となり、実践を通じてボールの投げ方やルールを解説しながら指導。参加者は互いにコミュニケーションを取りながら、競技の魅力を肌で感じたようだった。
初めての参加という宮前町の湊和明さん(75)は「団体でやるのでお互いにフォローすることが重要だと感じた」と振り返り、「秋には催しもあると聞いているのでまたやりたいですね」と笑顔を見せた。
樋口理事長は、ボッチャが学校での出前授業などで取り上げられていることに触れ、「だんだんメジャーになってきている。苫小牧でも広がってほしい」と期待。市スポーツ都市推進課は「体を動かすのも一つだが、健常者に参加してもらうことで、障がいに対する理解を持つ機会にもなれば」と話していた。

















