苫小牧VC!全道Vに挑戦 中体連全道大会に初出場・バレーボール

苫小牧VC!全道Vに挑戦
中体連全道大会に初出場・バレーボール
全道優勝を目指す苫小牧VC!

 北海道中学校体育大会第54回北海道バレーボール大会が31日、根室管内中標津町などで開幕する。苫小牧からは苫小牧VC!が出場。主将の本間夏鈴(3年)は「レベルアップを図るため、自分たちのミスを減らし安定感が出るよう練習している。全道優勝を目指し、悔いが残らないよう精いっぱいプレーしたい」と意気込む。

 8年ほど前からクラブチームとして活動する苫小牧VC!。一昨年まで中体連への出場はかなわなかったが、昨年度から、中学校に所属しない民間のクラブチームも参加が可能となった。川口智将監督は、昨年春ごろから選手に声を掛け始め、集まった選手で秋から大会へ出場するようになり、力を発揮してきた。

 胆振大会での優勝を振り返り、川口監督は「良い時と悪い時の波がある。精神的にも技術的にも安定したプレーをしようと取り組んできた練習の成果が見られた」と語る。守りからエース田中咲妃(3年)を中心とした攻撃展開が特徴のチーム。選手たちは全道大会に向け、守りの意識をより高くし守備範囲を広げられるよう練習を重ねる。

 自他共に認めるエース田中。身長は165センチと高い方ではないが「その分、相手の取りにくいコースを狙って崩していく」と力を込める。相手サーブから崩され、トスが乱れた場合でもショートコースを狙うなど「苦しい場面に直面したとき、どうやったらポイントを取ることができるかを意識して攻撃する」と、チームの勝利を探求する。川口監督は「大舞台でも緊張せず、普段通りの力を発揮してやり切ってほしい」と選手たちに期待を寄せた。

 全道大会には男女各18チームが出場する。6組に3チームずつ分かれて予選ブロックを行い、各上位2チーム、計12チームによる決勝トーナメントを展開。それぞれ優勝、準優勝の2チームが8月22日に福井市で開幕する全国大会へ進む。苫小牧VC!は予選第6ブロックで南幌VC(空知)、鳥取中(釧路)と対戦する。

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