近田きょうだい「全道でも1番目指す」 胆振大会個人戦制覇・卓球

近田きょうだい「全道でも1番目指す」
胆振大会個人戦制覇・卓球
2年連続、2人そろって全道大会に出場する近田きょうだい

 苫小牧緑陵中の近田彩梨(3年)と蓮(2年)のきょうだいが、胆振中学校体育大会第13回胆振卓球競技大会(7月、苫小牧市)の男女個人戦で優勝し、ともに2年連続で全道大会(8月2日)へ出場する。互いに切磋琢磨(せっさたくま)し、高め合う2人は「全国への切符を勝ち取る」と力を込める。

 千葉県出身の2人。姉の彩梨は小学1年の時、卓球をしていた父親の影響で競技をはじめ、弟の蓮も小学校に入学したタイミングで姉の後を追った。彩梨が小学5年の時に、父親の転勤で苫小牧へ移住。その後はクラブチーム北海道菊卓会に所属し、腕を磨き合ってきた。

 彩梨は胆振大会を「雑なプレーやミスによって、得点を逃してしまう場面があるなど十分な戦いはできなかったが、気持ちをコントロールして優勝することができた」と振り返る。前年の全道大会では準優勝し、全国大会へ進んだ彩梨だが1回戦で敗退。それでも「学んだことはたくさんあった」と常に前向きな姿勢を見せる。「バックでもフォアでも攻めることができて、カバーも早い」と日本代表の早田ひなに憧れる彩梨。全道大会に向け「最後の中体連なのでしっかり勝ち切りたい」と意気込む。

 憧れの選手に「どんなボールにも対応して攻撃を組み立てることができる」と中国選手の王楚欽(オウ・ソキン)を挙げる蓮。昨年は胆振大会で優勝し、今大会も優勝を果たした。「接戦の場面でもしっかりコースを狙って自分から攻めることができた」と要因を語る一方、「レシーブをミスして体勢を崩したとき、焦って攻撃に転じることで失点してしまうことがあった」と反省も忘れない。「昨年は全国出場できなかったが、体幹を鍛えて課題を克服し、1番を狙いたい」と闘志を燃やす。

 全道大会個人戦には男女各128人が出場。トーナメント戦で頂点を競い、上位10人が全国大会へ進む。東胆振から個人戦に出場する選手は近田きょうだいのほか、男子は後藤啓太(啓明)、菊池瑛仁(青翔)、星貴就(同)、千葉大志(沼ノ端)、小林颯琉(同)冨家一颯(啓明)。女子は鈴木寬菜(和光)、丹波瑠菜(啓明)、中村百花(青翔)、福岡由唯(明倫)、清川奈那(ウトナイ)、入倉嘉純(啓明)。

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