道は7月31日、道内企業を対象に実施した「賃金引き上げ状況調査」結果を発表した。2024年に「賃上げを実施する(した)」と回答した企業は83・5%に上り、前年調査の72・9%から10・8ポイント上昇した。
賃上げを実施した企業の業種別では、建設業が88・4%で最も高い。これに製造業(86・7%)、卸売・小売業(85・3%)が続いた。運輸業(78・6%)が最も低く、業種によって差が出た。
賃上げの内容(複数回答)は、「定期昇給」が70・6%で最多。以下、「ベースアップ」(53・6%)、「賞与支給や支給額の引き上げ」(21・9%)、「新卒者初任給の増額」(19・7%)の順。
賃上げ率(年収換算)については、「2%以上3%未満」が24・4%で最も多い。これに「3%以上4%未満」(23・9%)が続いた。「5%以上」の賃上げを行った企業も15・5%あった。
前年調査に比べ、「5%以上」は5・0ポイント上昇。「3%以上4%未満」も5・5ポイント、「4%以上5%未満」も4・9ポイントそれぞれ増加している。
賃上げの実施理由や重視した要素(複数回答)では、「従業員のモチベーションの向上」が77・1%でトップ。これに「従業員の確保・定着」(74・8%)、「従業員の生活安定の確保」(69・8%)が続いた。
一方、賃上げを実施しなかった主な理由(複数回答)については、「自社の業績が低迷し、賃上げの余裕がない」が49・4%で最多。以下、「コスト増加分の価格転嫁が進まず、賃上げの余裕がない」(43・0%)、「雇用の維持を優先」(35・4%)の順となった。
賃上げ実施に当たって必要なこと(複数回答)については、「製品・サービス価格の値上げ」が57・3%で最も多かった。
今後の賃上げの意向に関しては、53・1%の企業が「今後も実施したい」と回答。「環境が整ったら実施したい」(33・3%)を合わせると、86・4%の企業が今後の賃上げに前向きな姿勢を示した。
調査は4月15日~7月1日、道内企業900社を対象に実施。480社から回答を得た。回答率53・3%。
















