バドミントンは1日、各種目が行われ、混合ダブルス準決勝で渡辺勇大、東野有紗組(BIPROGY)は世界ランキング1位の鄭思維、黄雅瓊組(中国)に0―2で敗れ、2日の3位決定戦に回った。
女子シングルスの山口茜(再春館製薬所)、大堀彩(トナミ運輸)は決勝トーナメント1回戦を勝ち、準々決勝に進出。
混合複 越えるべき壁は厚く
バドミントン混合ダブルスの渡辺、東野組にとって越えるべき壁は厚かった。目標にしていた金メダルは世界ランキング1位の中国ペアに阻まれた。第1ゲームから気迫を前面に押し出してきた相手に圧倒されてストレート負け。「強かった」と渡辺は完敗を認め、東野は「悔しい気持ちでいっぱい」と声を絞り出した。
2021年東京五輪では3位になり日本勢で唯一のメダルを獲得した。そこからの3年間は頂点を目指してきた。絶対に倒さなければならないのが鄭思維、黄雅瓊組(中国)だった。22年世界選手権の決勝でも敗れており、対策も入念にしてきた。しかし、相手のここ一番での勝負強さは想像以上だった。
決勝進出は逃したが、メダルのチャンスは残っている。3位決定戦は韓国ペアが相手。「またコートに立てる幸せをかみしめてプレーしたい」と東野。2大会連続の表彰台へ全力を注ぐ。
山口「今大会一番」の内容 バドミントン
▽…女子シングルスで山口が3大会連続の8強入り。序盤から動きが良く、終始自身のペースで相手を寄せ付けなかった。苦戦した1次リーグ最終戦とは対照的で、わずか33分で試合を終わらせ「思い切ってやれた。今大会で一番いいプレーができた」と振り返った。
3日の準々決勝では初の4強入りを懸け、世界ランキング1位の安洗塋(韓国)とぶつかる。

















