ASC北海道が準優勝 全道少年U10南北海道大会・サッカー

ASC北海道が準優勝
全道少年U10南北海道大会・サッカー
岩内町長杯全道少年U10南北海道大会で準優勝したASC北海道=7月15日、岩内町(提供)

 サッカーの第21回岩内町長杯全道少年U10南北海道大会(7月13~15日、後志管内岩内町)でASC北海道が準優勝となる健闘を見せた。苫小牧勢として堂々の決勝進出を果たし、コンサドーレ札幌EASTに0―2で惜敗したものの小学生たちはいっそうたくましく成長した。

 大会には各地区予選を勝ち抜いた24チームが出場した。ASCは3チームで行った予選リーグで2勝して決勝トーナメントへ進み、1回戦で登別FCを1―0で下し、2回戦では札幌地区のKEクラブフィールズを2―2同点後のPK戦でかわして準決勝へ進んだ。そこで千歳地区の強豪、DOHTOJrを2―1で破ってコンサドーレ札幌EASTとの頂上決戦を迎えていた。

 決勝は前半に2点を奪われて敗れたが、存分な戦いぶりで存在感を示した。澤田拓弥監督(32)は「何よりも気持ちが強くなった。PK戦を勝ちに持ち込めて、ピッチ状況が悪くてもつなぐASCのサッカーができた」と総括する。

 躍進したチームを引っ張ったMFの橋本旭耀(あさひ)(9)は「みんな協力し合って勝ち進めた。決勝は守備がもう少しで、サイドから崩された。でも後半は自分たちも良かったと思う」と反省と手応えの両方を語った。コンサドーレ札幌EASTについてキック力の強さを認めながら、「僕らはつなぐサッカーをして、チャンスがきたときに打てるようにしたい」と意気込みを語った。

 チームは3月に函館市で行われた公募型大会のU10北海道TOBIGERI ONE2024予選大会で優勝し、この夏は本道代表として全国大会(8月5~7日、静岡県)出場が決まっている。

 全国の同年代と他流試合を重ね、上位進出に挑む。暑熱との戦いにもなるが、澤田監督は「北海道内のサッカーと持ち味が違う各都府県のチームと戦うけれど、試合の中でつなぐ意識を変えず、やれることを増やしてくれれば」とASC10歳以下の伸び盛りたちに期待を寄せている。

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