苫小牧市主催の外国人材活用セミナーが7月29日、苫小牧経済センタービル(表町)で開かれた。インドネシアを拠点に「ASIA HUMAN GATEWAY」(アジア・ヒューマン・ゲートウエー)を展開する中和石油(札幌市)の杉沢謙次郎社長が講師を務め、外国人材の採用について助言した。
杉沢氏は「人手不足と言われるが労働者自体は減っておらず、一人当たりの労働時間が減っている」と国内の現状を説明。2040年にはさらなる生産人口の減少、高齢化に伴う医療従事者の増加で「外国人に頼るだけでは解決にならない」と指摘し、「ITの活用や社会習慣の変革も同時に進めなければならない」と強調した。
加えて「2、3年後には日本より賃金が稼げるヨーロッパを選ぶのでは」と危惧し、外国人材を定着させるためには給与の見直しや普遍的な価値観、多文化への理解などが必要と指摘した。具体的な施策として▽かかりつけの世話人制度の導入▽会社や地域行事参加の後押し▽趣味の勧誘―などの事例を挙げた。
市の職場改善コンサルティング事業の一環。市内の事業者から参加した20人が講演に耳を傾けた。
















