浦河町戦没者追悼式 恒久平和の誓い新たに

浦河町戦没者追悼式 恒久平和の誓い新たに
式壇に白菊を手向ける遺族

 浦河町主催の2024年度戦没者追悼式がこのほど、町基幹集落センター堺町会館で行われ、遺族と来賓ら13人が参列し、戦没者を追悼するとともに、恒久平和の誓いを新たにした。

 先の大戦による浦河町内の戦没者、戦災死没者などの戦争犠牲者は263人。現在、町の遺族者数は51人となっている。戦後79年を経過し、今年も戦争で犠牲となった多くの人々を追悼し、戦争が繰り返されることのないよう平和への誓いを立てた。

 池田拓町長は「(現在の)平和と豊かさが、戦争によって命を落とされた方々の尊い犠牲とご遺族のご労苦の上に築かれていることを決して忘れてはならない。改めて恒久平和の実現へ努力していくことを誓う」と式辞を述べた。黙とうの後、北海道知事(代読)や町議会の米谷友光議長が追悼の辞を述べた。

 町遺族会の坂本和子会長は「今日の平和と繁栄は、戦争に尊い命をささげるという犠牲の上に築かれた。これを子へ孫へ語り伝えることが私たち遺族会の一番の使命。力を合わせ、恒久平和の確立と平和な社会実現のために全力を尽くす」と誓った。

 この後、参列者一人ひとりが式壇に白菊を手向け、戦争の犠牲者に祈りをささげた。

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