白老町と町教育委員会は、町制施行７０周年記念事業の一環で、町民が町発祥のスポーツ「ゲーリング」など６種目を体験できる軽スポーツ祭り「チャレスポ！ＳＨＩＲＡＯＩ（しらおい）」を９月１日午前１０時から、町中央公民館と町総合体育館で初めて開く。誰にでもできる種目の軽スポーツを、幅広い世代の町民が一緒に楽しみ、交流する場。町教委生涯学習課の担当者は「気軽に参加を」と呼び掛けている。

　同町はこれまで、ゲーリングイベントの対象は高齢者にするなど、スポーツのイベントや大会の参加対象の世代を種目によって分けていた。「チャレスポ！」は、参加対象を小学生以上とし、子どもから高齢者までが一緒に、種目によっては同じチームで軽スポーツを体験し、交流する催しにする。

　種目は、ゲートボール、カーリング、パークゴルフの要素を合体させた白老生まれの競技「ゲーリング」をはじめ、北欧の国フィンランド発祥のチームスポーツ「モルック」、パラリンピックの正式種目で知られる「ボッチャ」、さらに「目隠しチャンバラ」「パン食い競争」バスタオルを使う「テニス」を加えた。

　指導は町内のスポーツ推進委員や地域おこし協力隊員の小箱駿太さん（２８）が行う。幅広い年代の参加に対応できるよう、ゲーリングでは児童用クラブを新たに購入した。

　ゲーリング、ボッチャ、パン食い競争は町中央公民館、ほかの３種目は町総合体育館で実施する予定。参加無料、予約不要。どの競技も直接会場で楽しめる。午後３時終了予定。上靴を持参する。

　担当者は「記念を機に始めるスポーツイベント。次年度以降も内容を充実させながら継続していけたら」と話している。

　問い合わせは同課　電話０１４４（８５）２０２０。