松山は好パットでスコアを伸ばした。ラインの読みがさえ、6番で8メートル、9番で5メートル、11番では約10メートルを沈めた。「いいパッティングができた」。猛暑の中、吹き出る汗をタオルで拭いながらのラウンドで、前日に続きバーディーを七つ奪った。
嫌な流れを断ち切るリカバリーも光った。ショートパットを外した2番の直後、3番(パー5)はレイアップからチャンスに寄せてバーディー。1打目を池に落とした4番(パー3)は打ち直しの3打目をピンそばに寄せてボギーにとどめ、直後の5番ですぐに取り返した。
腰の状態に不安は残す。「(ショットは)思ったようには打てていないが、うまくアジャストできている」。16番(パー5)では、残り約280ヤードの第2打を3番ウッドでピン奥のカラーまで運び、イーグルこそ逃したものの、この日7個目のバーディーを難なく奪った。
銅メダルを獲得したパリ五輪に続く首位での折り返し。ラウンド後は「いい位置なので頑張りたい」と話すと、すぐに練習場へ。週末の優勝争いに向け備えを忘れなかった。

















