熱中症アラート時のクーリングシェルター 苫小牧市が指定進める

熱中症アラート時のクーリングシェルター 苫小牧市が指定進める
市役所1階売店前のクーリングシェルターと証明用紙

 苫小牧市は今月から、熱中症警戒アラートなどが発表された際、市民に開放し、一時的に暑さをしのぐ「クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)」の指定を始めた。冷房設備があり、誰でも自由に利用できるなどの条件を満たした公共施設やスーパーなどを随時指定し、指定施設には市で作成した証明用紙を掲示する。

 指定されたのは▽市役所▽東開文化交流サロン▽イオンモール苫小牧▽市内のマックスバリュ各店―など15日時点で10カ所。市のホームページに施設名、住所、開放可能日時、受け入れ人数(目安)、開放場所―の一覧を掲載している。

 いずれも、暑さ指数33以上が予想される「熱中症警戒アラート」か、さらに危険な「熱中症特別警戒アラート」が発表された際に開放される。無料で誰でも自由に利用できるが、市は「過度に冷房を稼働させる施設ではない」と注意している。アラート発表時には公式LINEで、シェルター情報も合わせて広報する予定。市役所は1階売店前の一角が指定場所だが、アラートの有無にかかわらず開庁時間中は自由に涼むことができる。

 クーリングシェルターは改正気候変動適応法の4月施行に伴い、市町村で指定可能となった。市は地域活性化包括連携協定を結ぶ企業からの打診もあり、8月1日付で要綱を作成した。

 市消防本部によると、昨年は8月23~26日の4日間、熱中症警戒アラートが発表され、熱中症の疑いで救急搬送された人は計26人に上った。市健康支援課の駿河まゆみ課長は「今までの苫小牧では考えられない暑い日が多くなっている。熱中症対策として指定施設の拡充を目指したい」としている。

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