北海道財務局は、道内の地方公共団体に対する2023年度の財政融資資金の貸し付け状況を発表した。新規貸付額は2580億円となり、前年度に比べ11.7%(271億円)増えた。過疎対策事業への貸し付けの増加が全体を押し上げた。
財政融資資金は、国が国債の一種の財投債を発行して金融市場から直接調達し、自治体などに長期低金利で貸し付ける資金。学校・病院・道路の建設や、上下水道の整備などに活用されている。
新規貸付額の事業別では、過疎対策事業が24.5%増の753億円となり、全体の3割近くを占めた。胆振東部地震で被害を受けた安平町の早来中学校と、老朽化が著しい早来小学校を一体型校舎として再建し、義務教育学校とする整備事業や、宗谷管内枝幸町の認定こども園整備事業などに使われた。この他、公共事業等が16.9%増の491億円、防災・減災・国土強靱(きょうじん)化緊急対策事業が10.9%増の455億円となった。
一方、新規貸付額が減少した事業は、臨時財政対策債が53.3%減の113億円、学校教育施設等整備事業が8.1%減の68億円となった。
23年度末の貸付残高は、回収額(2667億円)が新規貸付額(2580億円)を上回り、前年度末に比べ0.4%(87億円)減の2兆4383億円となった。
















