女子ゴルフのメジャー最終第5戦、AIG全英女子オープンは、ゴルフの聖地として知られる英国北部のセントアンドルーズ・オールドコースで22日に開幕する。日本勢は若手から中堅まで史上最多の19選手がエントリー。中でも7月のメジャー第4戦、エビアン選手権(フランス)を制した古江彩佳にメジャー連勝の期待がかかる。
古江は最新の世界ランキングで自己最高の7位。全英の前哨戦となったスコットランド・オープンでは最終日に一時優勝争いに加わり、3位に入った。海沿いのリンクス特有のコンディションで健闘し、「(全英の前に)経験できたことは大きい。このイメージのまま全英に乗り込めたら」と手応えを得た。
スコットランド・オープンでは2年前に米ツアー初優勝を飾った。今年もパー72のコースで4ラウンド中3ラウンドで60台をマーク。「全英に向けても、上位争いできるというのはすごく自信になる」と古江。爆発力と安定感を兼ね備えるメジャー覇者のプレーは注目だろう。
パリ五輪でメダルまであと一歩に迫った山下美夢有、全米女子オープン優勝の笹生優花、畑岡奈紗らの実力者も上位を狙う。2019年大会の覇者、渋野日向子はスコットランド・オープンでは故障のため途中棄権した。回復具合が気がかりだが、大舞台での強さを発揮できるか。
近年、地力が増している日本勢は米ツアーでも一大勢力となっている。今季のメジャーでは実施済みの4大会中、半分の2大会で優勝。今大会も日本選手が優勝する条件は十分整っている。

















