平和への誓い新たに 白老町戦没者追悼式 遺族ら参列し哀悼の意

平和への誓い新たに 白老町戦没者追悼式 遺族ら参列し哀悼の意
祭壇に献花し、一礼する大塩町長

 2024年度白老町戦没者追悼式が20日、町総合保健福祉センターで執り行われた。遺族ら31人が参列し、町出身の戦没者に哀悼の意を表し、平和への誓いを新たにした。

 町遺族会が主催していた慰霊祭を1993年度から、町が引き継ぎ、追悼式として毎年この時期に開催している。コロナ禍に見舞われた2020年度以降は、主催者や遺族会代表のあいさつを省き、献花のみとした。

 この日は、大塩英男町長ら参列者が一人ひとり祭壇に花を手向け、静かに平和を祈った。

 町や町遺族会(村田記之会長)などによると、日中戦争から太平洋戦争にかけての戦没者は判明分だけで209人。町内の遺族は現時点で36世帯で、参列者は遺族の高齢化で減少傾向にある。

 大塩町長は「先人が歩まれた歴史や文化、亡くなられた209人の思いや教訓を後世に引き継ぐ役割が、私たちにはある」とかみしめるように語った。

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