厚真町浜厚真地区と苫小牧市で風力発電施設の建設を計画するDaigasガスアンドパワーソリューション(大阪市)は、環境影響評価法に基づき、「(仮称)苫東厚真風力発電事業環境影響評価準備書」を同社ホームページで公表している。町住民課や厚南会館、苫小牧市役所など5カ所でも9月9日まで縦覧でき、環境保全の見地から同24日まで意見書を受け付けている。
同準備書は12章で構成。国の天然記念物で絶滅危惧2類のオジロワシや絶滅危惧1B類のチュウヒへの影響について、「環境保全措置を講じることから、施工や施設の稼働に伴う生態系への影響は、実行可能な範囲内で低減が図られている」としている。
同社の風力発電事業は、苫小牧、厚真にまたがる海岸沿いに風車10基を設置する計画で、最大出力は3万4390キロワットを予定。2026年3月ごろに着工し、28年4月の運転開始を予定している。
同準備書への意見を提出する場合、縦覧場所で意見記入用紙を意見書箱に投じるか、同社に郵送する。宛先は郵便番号541―0045、大阪市中央区道修町3の5の11、Daigasガスアンドパワーソリューション株式会社発電事業部再生可能エネルギー部。

















