カレイの高級魚マツカワの資源増大を目指し、いぶり中央漁協(本所・登別市)は21日、白老港第3商港区で3万6000匹の稚魚を放流した。胆振、日高、渡島の漁協などでつくる「えりも以西栽培漁業振興推進協議会」の事業。同漁協は、同推進協議会に所属する「胆振太平洋海域漁業振興協議会」に加盟し、2006年から毎年、白老や登別の海で稚魚を放っている。
この日は町農林水産課や漁協職員、漁業者ら約20人が参加。稚魚は道栽培漁業振興公社伊達事業所からトラックで運ばれ、1.4メートル四方、高さ80センチのタンクに移し替えてからホースで港内に放った。3年ほどで水揚げ可能な体長約35センチの成魚になるという。
同推進協議会では今年度計28万匹を放流する計画で、8月7日に苫小牧漁協が10万匹、同20日に鵡川漁協が鵡川地区と厚真地区で各3万6000匹を放流済み。27日には、いぶり中央漁協が虎杖浜地区と登別地区で各3万6000匹を放流する予定だ。

















