向田邦子の作品について語る 「花音の会」

向田邦子の作品について語る
「花音の会」
作品を朗読する石山さんと耳を傾ける参加者

 苫小牧市の朗読サークル「花音の会」の石山ひろ子代表(82)は20日、編集者、放送作家、脚本家などとしてマルチに活躍した故向田邦子の作品について語る会「向田邦子・愛」を市住吉町のコミュニティーサロン「ハマ遊の友」で開いた。市内外から12人が参加し、魅力を語り合った。

 女性の生き方や感性について考えるほか、作品の魅力を分かち合いながら交流を深めようと企画された。

 参加者は向田作品の小説「思い出トランプ」随筆集「父の詫(わ)び状」を取り上げ、「男女のどろどろした関係をうまく表現している」「自身は未婚なのに、夫婦の理想と現実が違うことをよく分かっている」と気に入っている理由を述べた。

 この後、向田さんが恋人と交わした書簡集を考察。激務でも恋人の家まで食事を作りに行ったことに「行動力がすごい」と声が上がり、恋人が最終的に自殺したことに関して「彼の世話が生きがいだったのに」「世話が彼には重過ぎたのでは」と2人に同情した。最後は石山さんがエッセー「車中の皆様」を朗読した。

 市音羽町の高橋和江さん(84)は「たくましく生きる(向田さんの)姿に、改めて素晴らしい女性だったと実感した」と話していた。

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