政活費執行率76% コロナ明けで視察や研修活発化 苫小牧市議会23年度収支報告

政活費執行率76% コロナ明けで視察や研修活発化 苫小牧市議会23年度収支報告

 苫小牧市議会は、各会派(無所属を含む)に交付される政務活動費(政活費)の2023年度収支報告をまとめた。交付総額770万円に対し、支出総額は586万1082円で、執行率は前年度比6・6ポイント増の76・1%。昨年5月に新型コロナウイルス感染症が5類に移行したこともあり、各会派で視察や研修などが活発化している。

 政活費は地方自治法に基づき、議員報酬とは別に交付する費用。市政に関する調査研究や広報活動などの必要経費の一部に活用でき、使わなかった残余は返還する。苫小牧市議会は市議1人当たり月額2万5000円で、会派に人数分を交付している。23年度は改選期で新たな任期は5月1日からのため、受給総額は5~翌3月の11カ月分で計算した。

 執行率の会派別内訳で、最高は民主クラブの99・4%で、前年度を30ポイント以上上回り、支出額は136万7265円。このうち大阪や京都など移動や宿泊を伴う研修費に116万1495円を計上した。

 次いで改革フォーラムの90・1%で、こちらも20ポイント以上のプラス。支出額は99万1572円で、主な内訳は市政レポートをまとめた広報費に40万8540円、視察など調査研究費に39万5295円。

 最大会派の新緑は89・8%でほぼ前年度並み。支出額は172万9150円で、福岡県太宰府市の九州国立博物館や福岡市の地域包括ケア情報プラットフォームの視察など調査研究費に127万4840円、全国若手議員の会研修など研修費に24万1085円、資料作成費に20万4095円を活用した。

 この他、公明84・9%(支出額116万7147円)、会派市民82・9%(同45万5838円)、共産9・8%(同10万7721円)、無所属の触沢高秀氏は15・4%(同4万2389円)だった。

 議会事務局は「コロナ前ほどではないが、コロナが明けて各会派で、他都市への視察や研修会の参加機会が増えた」としている。

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