公益財団法人日本海事センター(東京)が主催する「第34回海事立国フォーラムin北海道」が10月10日午後2~6時、苫小牧市表町のグランドホテルニュー王子で開かれる。苫小牧での開催は初めてで、道内では2017年の函館開催以来7年ぶり2回目。港湾や海事産業の脱炭素化をテーマに、専門家や企業経営者が登壇し、本道の取り組みや今後の展望などで意見を交わす。
同フォーラムは、海事産業の現状や課題を一般市民も含めた多くの人に伝える目的で、07年から年2回全国各地で開いている。テーマは開催地ごとに決めており、今回は50年までに温室効果ガスの排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボン北海道」などを踏まえ、苫小牧港周辺で進む港湾の脱炭素化を中心に議論する。
講演では、25年に新造LNG(液化天然ガス)フェリーを苫小牧―大洗航路に就航させる、商船三井(東京)の橋本剛社長が同社グループの脱炭素化に向けた流れを説明。千歳市で工場を建設中のラピダス(同)の上田保夫生産管理部ディレクターも登壇し、注目される次世代半導体の国産化をはじめ、輸送システムでの脱炭素化の取り組みについて解説する。
パネルディスカッションでは、出光興産北海道製油所(市真砂町)の飯沼牧子副所長や北海道大学大学院の石井一英教授ら4人がパネリストになり、脱炭素化の今後の展望について意見を交換する。主催する同センターは「一概に『脱炭素』といっても、多くの方が詳しいわけではないと思う。市民の方々に取り組みを知ってもらう良い機会になれば」と参加を呼び掛けている。
入場は無料だが、事前の登録が必要。定員は先着順で200人。ホームページかQRコードからつながる専用フォームで参加を受け付ける。当日は同センターの公式ユーチューブチャンネルでも、フォーラムの様子を同時中継する。問い合わせは平日午前9時半~午後5時半に同センター 電話03(3263)9421。
















