北海道半導体人材育成等推進協議会(事務局・北海道経済産業局)は27日、千歳市内で学生を対象にした道内半導体・電子デバイス企業の見学会を開いた。市内泉沢の半導体用シリコンウエーハ製造のSUMCO千歳工場と、美々のTFT液晶パネル製造のセイコーエプソン千歳事業所を見学した。
次世代半導体製造を目指すラピダス(東京)進出を受けて道内で急増する半導体関連産業の担い手を確保するのが狙い。2026年以降に大学や専門学校を卒業する予定者にIT企業の業務や職場環境の理解を深めてもらい、企業の人材確保を支援する。初回の今回は北見工業大学の院生と学生5人、旭川、釧路の工業高等専門学校生2人の計7人が参加。協議会は見学会を10回程度計画している。
SUMCO千歳工場(清水光太郎工場長)では、協議会事務局を担う北海道経済産業局の佐々木信之製造・情報産業課長が「製造プロセスを見聞することで半導体をイメージし、就活に生かしていただきたい」とあいさつ。参加者は2班に分かれ、防じん服を着込んでデバイス材料を製造するクリーンルームを見て回った。
見学を終えた北見工大地球環境工学科・先端材料物質工学コース3年の橘円香さん(21)は「実際に製造工程を見て就職後のイメージができました」と感想。この後の意見交換では学生から「学んだ専門分野の知識は現場でどう生かせるのか」との質問。会社側は「皆さんの幅広いスキルを生かしてほしい」と述べた。
優秀な若手人材がほしいという清水工場長は「(学生に)材料を作っていることを認知し興味を持ってもらえれば」と期待していた。
















