AI「北海道が先陣切る」 複合拠点実現にも意欲 鈴木知事が政治資金パーティー

AI「北海道が先陣切る」 複合拠点実現にも意欲 鈴木知事が政治資金パーティー
1年ぶりに政治資金パーティーを開いた鈴木知事=8月31日午後、札幌プリンスホテル

 鈴木直道知事は8月31日、札幌市内で政治資金パーティーを開いた。デジタル改革の司令塔を担う内閣官房が30日、GX(グリーントランスフォーメーション)やAI(人工知能)に関する道内での実証実験を通じて規制緩和の提案などにつなげる「AI北海道会議」を道と札幌市と連携して北海道に設置すると発表したことについて触れ、「AI産業の爆発的な世界の新たな市場が形成される中で挑戦していく。どこかのまねではなくて、北海道が先陣を切ってやっていく」と意欲を示した。

 ラピダス(東京)が、千歳市に次世代半導体工場を着工して9月1日で1年を迎えることについては「計画の65%以上が進捗(しんちょく)している。年内には建物が完成し、装置の搬入が始まる。来年3月までには数百台の装置導入を予定している」と説明。さらに岸田文雄首相が「速やかに国会に財政上の支援を、法制度上の措置で提案すると千歳で表明した」ことを挙げ、ラピダスプロジェクトは順調に推移していることを強調した。

 さらに知事は「今後の北海道は、ラピダスでモノをつくるだけじゃ駄目なんです。研究の拠点を北海道につくりたい」と述べた。8月の訪米で、ラピダスが連携する米IBMなどの半導体企業や研究機関が集積する産学官の複合施設「オールバニ・ナノテク・コンプレックス」を運営する「ニューヨーク・クリエイツ」とニューヨーク州、道の三者で連携協定を締結したことを説明。「最先端の技術を研究している世界中の技術者が北海道に集まって、世界に技術が発信される。ニューヨークと連携して、そういう環境をつくりたい」と複合拠点の実現へ意欲を示した。

 また、知事は自民党総裁選にも言及。「国防をはじめ重要課題も山積している中、東京一極集中をどう考えているのか。人口が減っていくという社会の中で、どう日本全体を活性化していくのか」と人口減少問題をメインテーマに議論することへの期待感を示した。

 知事の政治資金パーティーは、昨年9月3日以来。「北海道ミーティング2024」をタイトルに、後援組織「活力あふれる北海道の未来を実現する会」(似鳥昭雄会長)が主催し、支持者ら約800人が出席。自民党道連の中村裕之会長らが来賓でエールを送ったほか、菅義偉前首相がビデオメッセージを寄せた。

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