札幌交響楽団による札響親子しおさいコンサートが8月31日、苫小牧市民会館で開かれた。国内外の交響楽団で活躍する松井慶太さん(40)の指揮で、市内の小中学生や家族ら620人に絶妙なハーモニーと迫力のある生演奏を披露した。
子どもにも耳なじみのあるデュカス作曲「ラ・ペリ」のファンファーレ、ビゼーによる歌劇「カルメン」前奏曲より”闘牛士”など5曲を演奏。合間にはオーケストラで使われている弦、管、打楽器も紹介した。
1755年製バイオリンの音色も聴かせ、松井さんが「骨董品のような古い楽器も使われている」と解説。パートごとにアニメソングや童謡を奏で、来場者を楽しませる場面もあった。
指揮者体験には、3人の子どもが挑戦。松井さんはタクトの振り方を「カタカナのレを書くように」とアドバイスした。オーケストラを前に1人ずつ「カルメン」を指揮し、緊張しながらもワンフレーズをやり遂げた。
初めてタクトを手にしたという森田晴景君(9)=若草小4年=は「面白かった」とうれしそう。母の亜沙美さん(40)は「本物の生演奏を聴かせたかった」と、貴重な体験を喜んでいた。
松井さんは「苫小牧は初めてだが、ホールの響きが良かった」と感想。敷居が高いイメージのある交響楽だが「温かい笑顔と拍手をもらえ、垣根を払拭(ふっしょく)できたと思う」と話した。
















