一般社団法人日本UD観光協会(札幌市)は今年も、新千歳空港で車いすやベビーカーを有料で貸し出す観光相談窓口を開設している。障害者や高齢者、小さな子ども連れなどの観光をサポートする4年目の実証事業。新たに新千歳と函館空港間で車いすの「乗り捨てサービス」も始め、初めて冬季の開設も計画している。
窓口は「ユニバーサルツーリズムセンター」。新千歳空港の国内線ターミナルビル1階、到着出口1番と2番の間の通路窓側約20平方メートルで、今年は8月3日にオープンした。有料レンタルの車いすは手動、電動の両タイプ。次世代モビリティ(移動手段)として注目されるWHILL(ウィル)も用意し、ベビーカーも貸し出す。予約制で、料金は1日2000円、1泊2日2000円からで、ウィルは5000円。
今年は函館空港にも窓口を設け、新千歳、函館それぞれで車いすを借りて返却できる「乗り捨てサービス」を初めて実施している。手動式車いすのみの対応だが、同協会は「行きと帰りで異なる空港を利用する方などに、レンタカーと同じ感覚で利用してもらいたい」と期待。北海道観光機構の支援事業で新千歳と函館間の観光周遊を促す狙いもあり、「誰もがより安心、安全、快適に観光できれば」と強調する。
同協会は、2021年に同ビル直結のJR新千歳空港駅構内で、22年から同ビル1階で、それぞれ夏に案内所開設の実証事業を展開。昨年は初めて有料レンタルを行い、車いすは49件、ベビーカーは56件の利用があった。窓口はこれまで2カ月程度の期間限定だったが、今年度は繁忙期の10月末まで無休で開設し、その後も開設日数などは調整中だが、来年3月末まで検証を続ける考え。「自主的に運営できるようさらにステップアップしたい」としている。
窓口は午前9時半~午後4時半。問い合わせは相談窓口、携帯電話080(9614)8733。
















