交流スペース「みんなのおうち」、木曜日に食事を無料提供

交流スペース「みんなのおうち」、木曜日に食事を無料提供
「みんなのおうちごはん」を提供するスタッフ

 苫小牧市豊川町2でワーカーズコープ・センター事業団が運営する市民の交流スペース「みんなのおうち」は毎週木曜日、スタッフ手作りの食事を無料で提供している。誰でも利用でき、「悩んでいる人も、そうでない人も誰かと一緒にご飯を食べ、ほっと一息ついてもらいたい」と利用を呼び掛けている。

 「みんなのおうち」は一軒家で、同事業団苫小牧まちづくり福祉事業所が市民向けフリースペースとして休息や打ち合わせに開放しているほか、市からの受託事業「女性のためのつながりサポートとまこまい」の相談場所として活用。一般家庭のような落ち着いた雰囲気の中で、生活困窮や社会的孤立に悩む女性の相談に応じてきた。

 その中で「家に帰りたくない」と開設時間ぎりぎりまで滞在する人がいたことから、同事業団の堀川紅美さんが「そんな時に食事を出したら、もっと安心していてもらえるのでは」と発案。検討を重ね、7月18日、新たな食事提供事業「みんなのおうちごはん」をスタートさせた。

 メニューは、そばやおにぎり、そうめん、パスタなどごく一般的な家庭料理。「豪華なものではなくても、誰かと食べるご飯はおいしい」がコンセプト。育児中の人や仕事で忙しい人、誰かと一緒に食事をしたい人などに気軽に立ち寄ってもらい、心が安らぐ時間を過ごしてもらいたい考えだ。

 利用者の中には「毎回でも来たい」と喜ぶ人や、家庭菜園で収穫した野菜を持参する人、自宅にある浴衣をみんなで着て夏の夜を楽しむというイベントを企画する人も現れた。堀川さんは「食を通じ、人と人の輪が生まれつつある」と手応えを感じている。

 市の相談事業を通じて多くの女性たちの悩みや不安と向き合ってきた堀川さんは「相談窓口がたくさんあっても、それだけで救われるわけではない。大切なのは『自分は一人ではない』と思えること」と話す。

 「みんなのおうちごはん」は毎週木曜午後3時半~同8時に実施。交流スペースの利用時間は木曜以外の平日午前10時~午後6時、土曜午前10時~午後4時。

 問い合わせや相談は同事業所 電話0144(71)3611。

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