道内漁業就業者2万人下回る 後継者不足深刻、高齢化進む 23年センサス

道内漁業就業者2万人下回る 後継者不足深刻、高齢化進む 23年センサス

 道は、農林水産省が実施した2023年の漁業の基礎調査「漁業センサス」の北海道分を発表した。23年11月1日現在の道内の全体の漁業就業者数(雇われている人などを含む)は、5年前の前回調査(18年)に比べ18.2%(4439人)減少して1万9939人と2万人を下回った。このうち、自家漁業のみに従事している人は17.2%(1862人)減の8983人となり、初めて1万人を割った。

 調査は、国内の漁業を取り巻く実態を把握し、水産行政の推進に必要な基礎資料を整備することを目的に5年ごとに実施している。

 漁業就業者の9割を占める男性の年代別の割合は、「65歳以上」が前回から2.6ポイント増の25.3%に。「60~64歳」も0.3ポイント増えて9.1%。逆に「15~29歳」は1.1ポイント減少して8.6%となった。高齢化が進んでいる。

 会社などを営む漁業経営体数は前回比11.2%(1244経営体)減の9845経営体(個人8854経営体、団体991経営体)となり、初めて1万経営体を割った。振興局別では、渡島が2482経営体で最多。これに宗谷(1363経営体)、根室(1246経営体)、日高(1005経営体)が続いた。胆振は前回から76経営体減少して476経営体だった。

 個人経営体のうち、「後継者あり」と回答したのは2314経営体で全体の26.1%となった。一方、6540経営体が「後継者なし」と回答。前回から3.5ポイント上昇して73.9%となり、後継者不足の深刻度が増している。

 漁業経営体が過去1年間に使用し、保有している漁船隻数は1万7068隻。前回に比べ10.8%(2074隻)減少した。

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