白老町内初の認可外保育施設「5kan.(ごかん)」代表の山﨑翔子さん(31)は、札幌市在住のイラストレーター田中マリナさん(30)と小樽市でシルクスクリーンを手掛ける職人に依頼し、白老の絵地図をあしらった手拭いを制作した。木綿生地で、大きさは36センチ×90センチ。
社台地区の馬、ポトロ湖、ウポポイ(民族共生象徴空間)のかやぶきのチセ(家)、牧草地で休む牛たち、日本製紙の工場、倶多楽湖やアヨロ鼻灯台―と白老の魅力を満遍なく、かわいらしいイラストで表現した。職人の手染めで、夏までに計100枚を作った。
山﨑さんは保育士と幼稚園教諭の資格を持ち、昨年5月に同施設を開設。子どもと保護者と遊びをつなぐ「あそびコネクター」を自称し、子どもを施設内で預かる傍ら、季節ごとに町内を散歩するイベントなどを開いている。
子どもたちと一緒にまちを歩く中で、温泉や湖、山などの自然風景から馬、牛、渡り鳥といった動物まで、東西に長い白老の特徴を手拭いにあしらったらぴったりではないかと思い付いた。
山﨑さんは「白老の魅力が詰まった職人手作りの手拭いを、大事に使ってもらえたら」と話している。価格は2800円。またたび文庫(大町)、Haku生活洋品店(同)、ポロトミンタラ(若草町)の町内3カ所で取り扱っている。

















