16日は敬老の日―。のぼりべつクマ牧場(登別市登別温泉町)は14日、歴代最高齢を更新し続けるエゾヒグマ「マケンコ」(37歳、雌)をテーマにした「ご長寿グマ マケンコのミニ博物館」を敷地内にオープンする。熊の37歳を人間の年齢に換算すると111歳になり、大長寿という。
マケンコは、1987年1月18日生まれ。1歳から同牧場で「クマ山ステージ」に出演し、自転車や大玉に乗る芸を披露してきた。15歳でステージショーを引退後は、バックヤードの獣舎で静かに余生を送っている。
博物館では成長の歩みと高齢熊の健康維持に向けた飼育について紹介。ショーで使ったボールや数字ブロックを展示し、等身大パネルと記念撮影できるコーナーも設けた。広報担当者は「マケンコを身近に感じて」と来館を呼び掛けている。
マケンコ以前の最長寿記録は、雄のロコ(2014年2月4日没、34歳)。国内飼育下のエゾヒグマの最高齢は14年3月に41歳で死んだ円山動物園(札幌市)の雌熊栄子で、のぼりべつクマ牧場生まれだった。

















