帝国データバンク札幌支店は、8月の道内景気動向調査結果を発表した。景気DI(「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした企業の割合を引いた数値)は前月から0.9ポイント増の45.0となり、3カ月連続で改善した。業界別では不動産など5業界で改善し、小売など3業界が悪化した。
全国平均(44.3)との比較では0.7ポイント増となり、2カ月連続で北海道が全国を上回っている。
企業の規模別では、大企業が前月比1.0ポイント減の44.5となり、3カ月ぶりに悪化した。中小企業は1.3ポイント増の45.1となり、3カ月連続で改善。中小企業のうち小規模企業も1.5ポイント増の45.9となり、4カ月連続で改善した。大企業と中小企業の格差は2022年9月以来、1年11カ月ぶりに中小企業が大企業を0.6ポイント上回った。
業界別では、農・林・水産、建設、不動産、運輸・倉庫、サービスの5業界が改善。特に不動産と運輸・倉庫の2業界は、景気判断の分かれ目となる「50.0」まで上昇。共に9業界中、最高水準となった。
一方、金融、卸売、小売の3業界は悪化。小売は0.4ポイント減の40.6と2カ月ぶりに悪化し、業界では最も低い水準となった。
先行き見通しでは、「3カ月後」が46.9(前月調査46.7)、「6カ月後」が45.3(同45.5)、「1年後」が45.4(同46.0)。「3カ月後」は前月から改善予想となったが、他の2指標は悪化した。
企業からは「ラピダス・札幌市中心部再開発事業・北海道新幹線関連などがプラスに影響している」(建設)、「インバウンド(訪日客)の来店が好調」(飲食店)との声が寄せられる一方、「新築住宅において資材・燃料価格高騰と住宅ローン金利先高感から買い控えの状況が悪化している」(建設)との指摘も出ている。
調査は8月19~31日に道内企業1149社を対象にインターネットで実施。500社から回答を得た。回答率は43.5%。
















