24年度の道内企業 賃上げ実施率82.3% 中小企業「賃上げ疲れ」も

24年度の道内企業 賃上げ実施率82.3% 中小企業「賃上げ疲れ」も

 東京商工リサーチ北海道支社は、道内企業の2024年度「賃上げに関する調査」結果を発表した。賃上げを実施した企業は82.3%だった。前年度(84.5%)から2.2ポイント下落したが、物価高やコロナ禍からの企業業績の回復を背景に3年連続で80%台の高い賃上げ率で推移している。

 企業の規模別では、大企業の賃上げ実施率が前年度から8.7ポイント上昇した92.0%。中小企業は3.0ポイント下降した81.6%だった。

 賃上げ実施率の産業別では、金融・保険業が100%でトップ。これに運輸業が95.0%、卸売業が90.0%、建設業が87.1%で続いた。

 賃上げの内容(複数回答)については、「定期昇給」が73.6%で最多。以下、「ベースアップ」が61.7%、「賞与(一時金)の増額」35.3%、「新卒者の初任給の増額」26.7%、「再雇用者の賃金の増額」13.2%の順だった。

 賃上げ率(年収換算ベース)については、「5%以上6%未満」が27.8%で最多。これに「3%以上4%未満」が23.3%、「2%以上3%未満」と「4%以上5%未満」が各12.8%で続いた。

 同支社では「企業全体で賃上げは定着してきたが、中小企業では賃上げ実施率が低下するなど、一部では賃上げへの息切れも顕在化している」と分析している。

 調査は8月1~13日にインターネットで実施。道内企業378社から有効回答を得て集計、分析した。

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