白老町竹浦在住のアーティストでデザイナーの石川大峰さん(44)のアートを展示した会場に、飲食や雑貨、本などの露店が並ぶ催事「満月夜市」が15日、旧竹浦小学校で開幕した。初日は町民ら約600人が来場し、大いににぎわった。16日も午後4時から9時まで開かれる。
石川さんと地域住民有志でつくる「竹浦アートプロムナード」実行委員会が主催。竹浦地区町内会連合会が後援し、竹浦婦人会、竹浦青少年健全育成委員会らが協力する。2024年度白老町みんなの基金事業の一環。石川さんのアートは、同町の子どもの数に着想を得て電球を会場にともした作品で、29日まで点灯される。
夜市には、うどん、パン、コーヒーなどの飲食や古物、衣類などの雑貨、書籍などを扱う町内外の約30店が、テントやキッチンカーで出店。ステージでは、12年に竹浦小の全校児童と共同制作した曲をCD化した札幌市在住の画家・富士翔太朗さん(44)らが、白老の子どもたちと歌のステージを繰り広げた。
会場を訪れた竹浦中央第1町内会の岡澤幸一会長(76)は「竹浦では(高齢化が進み)盆踊りや文化祭がなくなっていたので、地域ににぎわいが戻る取り組みはうれしい」と語った。
16日は、昨年復元された「どさんこ音頭」の曲や踊りを町竹浦の瀧谷栄さん(57)らが披露する。

















