苫小牧市は15日、LGBT理解増進事業の一環で、タレントのはるな愛さんを迎えた講演会「自分らしく生きる」を市文化会館で開いた。定員いっぱいの約400人が来場。性的少数者への理解を深めた。
体と心の性別が異なるトランスジェンダーであるはるなさんは性別への違和感が膨らむ中、高校生の頃には家族に本心を伝えることを決意。父親から「分かった。絶対後悔するな」と掛けられた言葉が、その後の人生を後押ししてくれたと明かした。
また、人気を呼んだ女性アイドルの歌に合わせ、口を動かす自身の芸について、病気で突然、声が出なくなったことをきっかけに誕生したエピソードを紹介。「一番認めたくなかったことや、コンプレックスだった部分が個性になっていた。生きていたら遠回りかもしれないが、目指した場所にたどり着けると感じた」と語った。
質疑応答で、同性が好きと相談されて悩むわが子に親としての対応を尋ねられたはるなさんは「(本人の)思いを大切にして。好きになることが素晴らしいし、相談相手になっていることも素晴らしいと言ってあげてほしい」と助言した。
市内拓勇西町の女性(34)は「違いを受け入れる大切さへの思いが伝わってきた。1歳の息子がいるので、自分の子育てに生かせたらと思う」と述べた。
















