ワーケーション滞在で優待 市、「エントリーパス」開始 観光施設や飲食店の割引特典

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 苫小牧市は今年度、仕事と休暇を兼ねて地方で過ごす「ワーケーション」で市内を訪れた人がより快適に滞在できるよう、総合優待割引クーポン「苫小牧エントリーパス」を始めた。関係人口の創出や移住定住促進の一環で、コワーキングスペースや観光施設、飲食店で優待割引などの特典を用意。市は「ワーケーションを通じて、苫小牧のよさを知ってもらえたら」と話している。

 エントリーパスは、ワーケーション目的の来苫者を優待することで、リピーターや関係人口になってもらおうと企画した。移動に使うレンタカー代の割引やレンタルサイクルの無料化、施設利用料の値引きや飲食メニューの割引、1ドリンクサービスなどの特典が受けられる優待サービスで、7月19日から運用を開始した。

 対象の店舗、施設は現時点で18カ所。トヨタレンタカー(苫小牧駅南口店、新千歳空港すずらん店)や苫小牧観光協会レンタサイクル、観光施設のノーザンホースパーク、コワーキングスペースや飲食店など。今後も対象の店舗や施設を拡大し、来年2月末まで実施する予定だ。エントリーパスはスマートフォンで申請し、メールか公式ラインで発行され、各施設で示せば利用できる。

 参加店は新たに開設した紹介ウェブサイト「何してつながる?!苫小牧」に掲載し、パス申請も同サイトから行う。同サイトでは、市内への移住者やUターン者のインタビューを載せたり、ふるさと納税の返礼品紹介ページにつなげたりと、苫小牧の人や暮らしなどの情報を発信しており、滞在者や移住希望者らと市民との交流を促す考えだ。

 市はこれまで地域経済の活性化や苫小牧のPRにつなげようと、「ワーケーション」や「リモートワーク」の環境整備を進め、まちの魅力を盛り込んだツアーなどを中心に展開してきた。今後はエントリーパスを通じて、アンケート調査も並行して事業効果を検証し、ワーケーション利用のさらなる拡大につなげる狙い。市政策推進課は「苫小牧で何かしらのつながりが生まれるなど、一人でも多くの人と関係性を構築できたら」と期待する。

 問い合わせは同課 電話0144(32)6039。

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