苫総経高流通経済科 菓子パン開発 道内大手メーカーに提案 来年1月販売

苫総経高流通経済科 菓子パン開発 道内大手メーカーに提案 来年1月販売
新商品にする候補を試食する生徒ら

 苫小牧総合経済高校流通経済科の2年生38人が、道内の製パンメーカーに菓子パンのアイデアを提案し、共同で新商品を開発した。来年1月ごろから、苫小牧市内など道南地区の大型商業施設やスーパーで販売する。18日の授業で有力候補の3品を試食し、新商品にする1品を決めた。

 選ばれたのはクルトンカレーパンの「ロックゴリラ」。開発したグループの川端琉衣奈さん(17)は「岩に見立てた生地のざくっとした食感と、ごつい見た目がゴリラっぽい」と命名の理由を説明。生地の表面にクルトンをちりばめ、中身のカレーには相性の良いチーズを加え、まろやかな味わいに仕上げた。

 全道で大型商業施設やスーパーを展開する大手企業が今年6月、地場産素材を生かした商品化に定評のある同校に開発を依頼。流通経済科の生徒が、マーケティングの授業で取り組んだ。3~4人の10グループで苫小牧特産のハスカップ、道産素材のチーズや生ハムも候補に10品ほどアイデアを出した。

 企業側が製パンメーカーに生徒のアイデアを持ち込んだ結果、価格帯も手ごろで量産化できるクルトンカレーパン2種類と、ハスカップを使った「ちぎりパン」の3品が候補に挙がった。最終的な判断を試食で生徒らに委ねた。

 同日は各グループで3品を試食。「カレーとチーズが良く合う」、「歯触りが良い」といった感想を交えて”売れ筋”となりそうな「ロックゴリラ」を選んだ。生徒38人のうち63・9%が支持した。当初は、中の具にホッキカレーも想定したがコスト面で断念。開発メンバーは「商品化が楽しみ」と笑顔でパンを頬張った。

 授業を担当した後藤準子教諭は「多数のアイデアを出しても商品化の難しさを感じたのでは。新たな発想も生まれ、生徒は学びが多かったと思う」と教え子の努力を評価した。

 今後、商品イメージをアピールできる外袋のシールデザインも考え、商品化の準備を進める。

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