帝国データバンク札幌支店は、2024年の女性登用に対する道内企業意識調査結果を発表した。女性管理職(課長相当職以上)の割合は平均で9.4%となり、前年から1.4ポイント上昇。22年(9.4%)と並び、過去最高となった。
政府は、女性管理職の割合を2020年代の可能な限り早期に「30%程度」とすることを目指している。また、「女性版骨太の方針2024」では、東証プライム市場に上場する企業の女性役員の割合を、それまで設けられていた目標の「2030年までに30%以上」に加え、「2025年までに19%」にする新しい成果目標を掲げている。
道内で政府目標の女性管理職「30%程度」を達成している企業の割合は前年から2.3ポイント増の9.7%となり、22年と並んで過去最高となった。この他、「10%未満」が25.7%、「10%以上20%未満」が7.5%、「20%以上30%未満」が4.4%だった。管理職が全員男性の企業は前年から1.4ポイント低下したものの48.9%で、半数近くを占めている。
女性管理職割合の企業の規模別では、大企業は平均6.5%だったのに対し、中小企業は9.9%、小規模企業は11.6%。規模が小さい企業ほど割合は高い。
業界別では、不動産が19.6%でトップ。以下、サービス(19.0%)、金融(16.3%)、小売(15.3%)の順。
一方、女性役員(社長を含む)の割合は前年に比べ1.6ポイント増の11.7%。ただ、役員が全員男性の企業は55.9%と依然として半数を超えている。
女性の活躍推進のために自社で行っていること(複数回答)については、「性別に関わらず成果で評価」が57.8%で最多だった。
女性管理職の割合が上昇しない要因や課題(複数回答)に関しては、「女性従業員の家庭と仕事の両立がしにくい」が49.3%でトップ。これに「日本社会の性別役割分担意識の存在」(38.7%)、「候補者がいない」(36.6%)、「女性従業員が昇進を望まない」(32.5%)が続いた。
調査は7月18~31日に、道内企業1149社を対象に実施。517社から回答を得た(回答率45.0%)。
















