集団即興演奏に挑戦 音楽教育学者の長谷川さんら招き

集団即興演奏に挑戦 音楽教育学者の長谷川さんら招き
長谷川さん(右)の指導を受け、好きな楽器を選ぶ生徒たち

 安平町の追分中学校(三品秀行校長)は24日、音楽教育学者で日本音楽即興学会理事長の長谷川諒さん(37)=神戸市在住=ら4人を講師に招き、「集団即興演奏と音楽創作」に挑戦した。全校生徒52人が学年ごとに授業を受け、楽しみながら独自の音楽を作り上げた。

 2年生の授業では、長谷川さんら4人がピアノやフルート、トランペットなどを使い、音を重ねることで音楽ができることを実演。生徒たちはギターや和太鼓など好きな楽器を持ち、1人ずつ音を出しながら、オリジナルの曲を即興で演奏した。

 長谷川さんは「誰かが勇気をもって音を出し、重ね、終わることで音楽ができる。きょうは個性豊かな演奏ができた」と評価した。授業を受けた中村真央さん(14)は「みんなが違う音を出し、一緒に演奏ができて楽しかった」と話した。

 授業は、生徒の豊かな創造力と思考力などを育成するため、文化庁の「文化芸術による子供育成推進事業(芸術家の派遣事業)」を活用して実施した。

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