シルリハサロン、じわり増加 会場は37カ所に 苫小牧

指導士の竹村さん宅で月1回行われているシルリハサロン

 苫小牧市による介護予防体操「シルバーリハビリ体操(シルリハ)」の普及活動が始まってから5年目を迎え、市内でもシルリハを取り入れた市民交流の場がじわりと広がっている。公共施設や商業施設、個人宅などを会場としたシルリハサロンは37カ所まで増え、高齢者らが気軽に集い、体操指導士の手ほどきで健康維持に励んでいる。

 シルリハは茨城県の医師が考案した、いつでもどこでもできる簡単な体操。関節や筋肉に効果的に働き掛け、着替え、歩行、洗髪といった日常動作をスムーズに行えるようにする。特別な資格は必要なく、養成講座を受けて知識と技能を身に付ければ誰でも指導できる。

 市も市民主体の介護予防策に―と2020年9月、市民向け指導士養成講座を初開催。その後、年に1回行いこれまでに79人の指導士を育てた。加えて、市内7カ所の地域包括支援センターや市社会福祉協議会などと連携し、指導士の活動の場となるシルリハサロンを増やしてきた。

 コロナ禍で出足は鈍かったものの22年度以降、町内会館や介護施設、商業施設のフリースペースなどさまざまな場所で立ち上がっている。

 市内木場町の竹村無津子さん(81)は昨年11月から月1回、自宅1階でシルリハサロンを開催。毎回近所に住む60~80代の女性ら7、8人が集まってにぎやかに体操に励んでおり、竹村さんは「みんなと楽しい時間を過ごせて自分も元気になる」と話している。

 今月5日には、37カ所目のシルリハサロンが「なの花薬局糸井店」(しらかば町)で発足。市としらかば地域包括支援センターが中心となって運営し、同店と指導士2人の協力で月1回の開催を計画する。同日は女性4人が集まり、上半身のストレッチや関節の曲げ伸ばしの体操を体験した。

 市介護福祉課は「サロンは順調に増えているが、地域によっては指導士もサロンも少ない場所がある」と指摘。指導士のすそ野拡大へ、今年も10月8日から養成講座を開く。同月31日までの全6回でシルリハ指導のための知識や実技、サロン運営のノウハウなどを伝える。

 講座内容の一部を見直し、受講者がシルリハ指導をきっかけに、地域活動に主体的に関わっていく動機付けになるようなグループワークも予定する。

 養成講座への参加は無料。定員25人(先着順)。申し込み、問い合わせは同課 電話0144(32)6347。

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