苫小牧東高校演劇部OGでダンサーの泉カイさん率いる「トーキョードロレス」が25日、苫小牧市文化交流センターでエアリアルフープ&コンテンポラリーダンスのショー「深海の鯨」を上演した。幻想的な映像と音楽、心の震えをテーマとしたダンスで、120人の観客を魅了した。
ダンサー・アートディレクターとして長年、東京を中心に海外でも活動してきた泉さんは地元で最後の公演。来月から渡米し、ニューヨークを拠点に5年、スカラー(学者)として新たなキャリアをスタートさせる。
凱旋(がいせん)公演となった「深海の鯨」は、ドロレスの泉さんとリナさん、凜香さんの3人によるショー。泉さんとリナさんはエアリアルフープを巧みに操り、アクロバチックな空中芸を披露。凜香さんは緩急をつけたダンスで心の動きを表現した。観客は目の前で繰り広げられる独特の世界観に酔いしれた。
約60分にわたるパフォーマンスを終えて、泉さんは「地元で舞台芸術の素晴らしさを感じてもらえたらうれしい。海外で活動するが、またここに戻って来たい」と、ゆかりの人に感謝を込めてあいさつ。観客から大きな拍手が送られた。
東高演劇部時代の恩師で専門学校講師菊地美千さん(62)=札幌市=は「高校時代から魅せる力があった。当時はきゃしゃだったが、ショーは世界に向かう気迫を感じた」と称賛。後輩で市内沼ノ端の保育士荒井江梨華さんも「美しくて格好良かった。先輩は世界で活躍できる」と、エールを送った。
この日は地元の家族をはじめ、市外に住む高校時代の友人や後輩も駆け付け、公演終了後には旧交を温める光景も広がった。
















