苫小牧研究林林長ら6人 森の恵み語る 大学演研究者らが講演

苫小牧研究林林長ら6人 森の恵み語る 大学演研究者らが講演
森林や生態系の恵みについて考える参加者

 苫小牧市主催の市民向け特別講演会「自然との共生で築く未来:生態系サービスとSDGs(持続可能な開発目標)を学ぼう」が25日、市職員会館で開かれた。約30人が来場し、森林などが持つ生物多様性の役割や、生態系を守る方策などを学んだ。

 演習林を持つ27大学から成る全国大学演習林協議会(会長・揚妻直樹北海道大学森林圏ステーション長)の秋季会議が26~27日に市内で初開催されるのに合わせ、同協議会と北大苫小牧研究林の連携事業として企画された。

 同研究林の中村誠宏林長ら北大や東大の研究者と市内の自然環境団体理事の計6人が登壇。中村林長は、生態系がもたらす多様な恵みについて▽木材や水などの生活に関わる資源の提供▽気候変動や災害の抑制▽文化的なサービス―などを挙げた上で、それらを支える生物多様性が「開発などの人間活動や気候変動によって危機にある」と警鐘を鳴らした。

 オンラインで講演した東京大学演習林の斎藤暖生樹芸研究所長は、苫小牧研究林のように一般開放された演習林が少なく、人と森との距離が離れている現状を指摘。「愛着を持たせる取り組みが必要」と提言した。

 同協議会の秋季会議は26日、総会を市文化会館で開き、全国の研究者や技術職員などオンラインを含めて約100人が出席。27日は同研究林やウトナイ湖などを巡る現地見学会を予定している。

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