市第3期人口ビジョン・総合戦略骨子案 駅前再生で魅力創造 持続できるまちづくり展開へ

 苫小牧市は、2025年度から5カ年の人口減少対策に関する施策や将来展望を示す第3期人口ビジョン・総合戦略の骨子案をまとめた。将来展望は現行戦略(第2期、20~24年度)の「40年に人口15万人、60年に13万人」を維持しつつ、加速する人口減少や経済活動の停滞など社会課題を捉えた上、経済・社会情勢の変化を見据えた新たな施策を展開する。

 第3期戦略の骨子案は、第2期の柱に掲げた▽地元雇用の確保・拡大▽子育て環境の充実▽地元の魅力強化・暮らしやすさ発信▽産業競争力・地域ブランド力の向上―を継続し、新たに▽人が集まる魅力の創造▽ゼロカーボンシティへの挑戦▽産業都市としての飛躍▽デジタル技術の活用による社会課題の解決―を重点プロジェクトに盛り込む。

 JR苫小牧駅周辺の再開発や脱炭素社会実現、千歳で工場を建設中の次世代半導体製造ラピダス(東京)や、苫東地域に進出するソフトバンク(同)の大型データセンターなど、現行戦略を進める間にあった情勢の変化などを踏まえた取り組みを展開する考えだ。

 20日の市総合戦略推進会議で、委員に示して意見交換を行った。委員からは市内西部地域でスーパーマーケットの閉店が相次いでいる実態を指摘する声が上がった他、市外からの転入者の定住促進策、子育て支援・子育て環境の充実を求める声などが寄せられた。

 市はこれらの意見を踏まえ、第3期の素案をまとめ、再度同会議を開いた上、意見公募(パブリックコメント)、12月の市議会定例会を経て、来年3月にも成案化し、同4月に公表を予定している。

 市政策推進課は、第3期戦略の策定に向けて「人口減少を最小限に食い止め、人口が減少しても持続できるまちづくりを展開する」と説明。同戦略中間年の27年度に見直しも検討する。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る