「自然減」開き幅大きく 第2期総合戦略を検証 苫小牧市

「自然減」開き幅大きく 第2期総合戦略を検証 苫小牧市

 苫小牧市は、第2期人口ビジョン・総合戦略(2020~24年度)の検証結果をまとめた。18~23年の合計特殊出生率は1・41で、同戦略で掲げる目標数値(1・80)を下回っている現状。人口の「社会動態」は同水準で推移しているが、「自然動態」は死亡が出生を上回る「自然減」の開き幅が大きく、市は「対策が急務」と危機感を強めている。

 市は、第2期戦略で▽地元企業と学生とのつながりを強化し、地元雇用の確保・拡大を実現▽子育てしながら仕事を続けられる社会環境の整備―などの基本目標をはじめ、各施策や目標数値を設定。

 施策の目標数値に対する23年度実績の達成状況をみると、観光入り込み客数が101・4%と目標を上回り、転入者数は92・9%、新規雇用創出者数は92・2%と高水準となっている。

 また、学生の事業所就職割合、子育て環境や支援の満足度、「働く場」としての魅力度なども80%台とおおむね順調に推移しており、市政策推進課は「人口抑制に一定程度の寄与をしている」と評価する。

 一方、進学や就職に伴う若者の市外流出対策、子育て環境の整備や経済的負担の軽減、生活利便性の向上などを引き続き課題に挙げ、同課は「今後も人口減少が進む傾向。新たな視点を加えた切れ目のない取り組みが必要」としている。

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