道内野党選挙協力を 立憲・共産・社民3党に要請 市民の風・北海道 衆院解散にらみ 競合区共倒れ懸念

道内野党選挙協力を 立憲・共産・社民3党に要請 市民の風・北海道 衆院解散にらみ 競合区共倒れ懸念
立憲道連の笹田幹事長(左)に道内野党3党の選挙協力を要請した山口共同代表=26日午後、札幌市中央区

 次期衆院選で道内野党の連携を目指す市民団体「戦争させない市民の風・北海道」(山口たか共同代表ら)は26日、立憲民主党道連、共産党道委員会、社民党道連の3党に選挙協力を正式に要請した。20日に同団体が3党道連の幹部を招いて札幌市内で開いた政策シンポジウムで、「立憲主義を党是とする野党の大枠の合意ができた」と判断した。早ければ10月にも衆院解散・総選挙が想定される中、野党が競合する道内小選挙区で自民・公明の与党勢力と「1対1」の構図をつくる努力を求めた。

 次期衆院選の道内12小選挙区は26日現在、道1~3区は立憲、共産、維新の野党候補が競合。道4、6、8、9、11区は立憲と共産の候補が競合している。共倒れを回避し、与党候補との「1対1」の構図を衆院解散までにどこまでつくれるかが、最大の焦点となっている。

 要請は、「裏金問題、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との癒着など自民党に自浄能力がないことは明白」と批判。選挙協力は「簡単ではないことは十分認識しているが、今の政治を変えるための唯一の道と考える」と強調。「立憲主義を党是とする政党同士が選挙協力に取り組み、自公政治を終わらせることを望んでいる」とした。

 この日は山口共同代表らが札幌市内の共産道委、立憲道連、社民道連の各事務所を訪問。要請書を手渡し、幹部と意見を交換した。

 立憲道連事務所では要請書提出後、立憲の笹田浩幹事長と山口共同代表が記者団の取材に応じた。選挙協力の要請について笹田幹事長は「ありがたいと思う。前から言っている通り、1対1の構図をつくって、しっかり次の選挙を勝ち抜くことが最大の目標。そのために市民の風が協力いただいていることに感謝したい」と述べた。現状8小選挙区で競合する共産との候補一本化へ向けた協議は、「今までもずっと続けている。引き続き、市民の風に間に入ってもらうこともあるし、直接3党で話すこともある。それは情勢を見ながらやっていきたい」との姿勢を示した。

 山口共同代表は選挙協力について、「すごい困難であり、簡単ではないことも認識している」と説明。「違う政党ですから、政策が違って当たり前。でも小異を捨てて大同につく。政治を変えるために、苦しい決断をお願いしたい」と話した。

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