苫小牧商工会議所(宮本知治会頭)の取り組み「産学官金連携による地域一体となった中小企業のものづくり支援」が、日本商工会議所(日商)の事業活動表彰を受賞した。全国の商議所を対象に顕著な業績をたたえる表彰で、苫小牧商議所の受賞は2022年の組織強化表彰以来2度目、事業活動表彰は初めて。
同支援は、07年に「苫小牧地域産学官金連携実行委員会」を設立し、地域の産学官金各機関がそれぞれの強みやノウハウを生かし、地域一体で中小企業の各相談や補助金の申請サポートなどに対応。情報を共有しながら重点的に支援が必要な企業を選び、効果的にサポートできる機関の担当者が現場を訪れている。
これまで中小製造業の生産ラインを、トヨタ自動車北海道が協力して改善を助言。菓子工場など異業種に対しても、生産ラインに生かせる取り組みを提案した。ベテラン職人の経験に頼っていた造船業では、苫小牧工業高等専門学校と共同研究し、3Dプリンターで製造マニュアルを作成し、研究過程で苫商議所が補助金活用をサポート。資金融資も委員会メンバーの金融機関が担った。
19日に東京で開かれた日商第139回通常議員総会で、宮本会頭が日商の小林健会頭から表彰状を受け取った。苫小牧商議所は「これからもさまざまな関係機関との協力を深め、地元の中小企業などのものづくりのサポート体制を強化していきたい」と気持ちを新たにしている。
















