樽前ガロー 自然環境の保全優先 市審議会「利用の在り方案」了承

樽前ガロー 自然環境の保全優先 市審議会「利用の在り方案」了承
今後の樽前ガローの在り方について審議する委員

 苫小牧市自然環境保全審議会(下夕村光弘会長)は26日、市役所で会合を開き、樽前の渓谷「樽前ガロー」について、自然環境の保全を優先した利用の在り方案を了承した。将来ビジョンに基づき、「ビュースポット」を確保した上、それ以外の川岸や河畔林への立ち入りを制限したり、ヒグマの生息を前提に注意看板を設置したりすることを明記。12月の定例市議会を経て、年内にも決定する。

 同案は樽前ガローの将来ビジョンとして(1)良好な自然環境、景観を適切な維持管理により保全(2)環境負荷を抑えるため、利用方法、利用場所を制限(3)侵入防止の柵やロープ、看板の設置(4)ヒグマの注意看板やベルなどを設置し、出没時の危険性や緊急性に応じた対応を取る(5)将来世代に手渡すべき自然環境の大切さや利活用上のルールの情報発信(6)庁内の関係部署の連携と市民、樽前地域との協働での適正利用―の6項目を設定。目指す樽前ガローの姿としてイメージしやすいよう、ストーリー性のある解説も付け加えた。

 その上で、項目別に具体的な取り組みと担当部署を明記。来年度にもビューポイントの説明看板を設置するなどの計画を盛り込んだ。

 市環境衛生部の石黒幸人部長は「課題や取り組みを整理できた。審議会での議論をベースに、貴重な樽前ガローを保持していきたい」と述べた。

 同審議会は2022年10月、樽前ガローの利用の在り方についての検討を開始。現地視察をしたり、地元町内会などに意見を聞いたりし、同案を取りまとめた。

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