自民党の総裁選は27日に投開票され、元幹事長の石破茂氏(67)が新総裁に選ばれた。次の首相になる新たなリーダーをどう受け止め、何を期待するのか。街の声を聞いた。
北栄町の主婦田村哲子さん(83)は「何度も総裁選に立候補してきたのが印象的。目に見える形で結果を出してほしい」とエールを送りつつ、物価高騰の波が年金生活者を直撃していると強調。「まずは国会議員の数を減らすなどできる部分からコストカットに着手し、国民の生活を少しでも豊かにしてほしい」と願った。
末広町の主婦山田千佳子さん(61)は「石破さんなら、言ったことは守りそう。国民のために仕事をしてくれると思う」と期待した上で「何でも値上がりしており、暮らしは大変。給付金支給も考えてほしい」と要望。「派閥の裏金問題は許せず、何も終わっていない。しっかり対応してほしい」と注文を付けた。
汐見町の会社経営、髙森広伸さん(53)は「石破氏には東京一極集中を打開し、地方創生によって経済を活性化させる考えがある」と注目。「国防の面でも諸外国にモノを言える存在であってほしい」と述べた。
北洋大学2年の石戸結都さん(19)も「石破さんは地方創生を政策の一つに掲げており、道内についても札幌に一極集中する状況を変え、地方に変化をもたらしてくれれば」と話した。
宮前町のエステサロン経営、押江恵美さん(47)は「安全保障に長く携わってきた人なので、国と国民を守ってくれるはず」と期待。「一人ひとりの国民が幸せを実感できる、笑顔あふれる社会づくりに全身全霊を傾けてほしい。まずは災害対応。地震や水害に苦しむ能登半島、石川県への実行力のある支援を望む」とした。
柳町の会社員林山弘道さん(28)は「防衛大臣経験者で国の安全強化に期待しているが、増税はやめてほしい」と訴えた。
「社会保障は国にとって最重要課題の一つのはずだが、総裁選では議論が深まらなかったのが残念」と語るのは子どもや高齢者、障害者の視点から地域福祉の充実に取り組む、柏木町の社会福祉士谷口慶太さん(35)。「社会構造が大きく変わり、介護保険制度は崩壊寸前で次世代を担う子どもたちも生きづらさに苦しんでいる」と指摘。「(石破氏の)これまでの社会保障に関する発言を聞くと抽象的な表現にとどまっている印象」とし、今ある社会資源を効果的に生かした具体的な政策を求めた。
自民党が刷新を訴えた今回の総裁選だが、有珠の沢町の渡辺君男さん(76)は「正直、誰がなっても変わらない」と冷静。解散、総選挙については「早期に実施し、裏金問題や統一教会と関わりのある人間が国民の代弁者にふさわしいか民意を問うべき」と語った。
















